aufheben 読み:あうふへーべん
とは、
【動】
『保持する、取り消す、廃止する、保存する、止める』
哲学
『否定しつつ保存する、止揚する』
概要
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「Aufheben」は、現代では主に「取っておく」「保存する」「片付ける」という意味で使われる。
語源的には「拾い上げる」という意味を持つが、日常ではほとんど用いられず、代わりに「物を捨てずに取っておく」「何かを保管する」といった場面で用いられる。
また、哲学(特にヘーゲル哲学)では、「否定と保存を同時に行う」という意味で「止揚(しよう)」を表す重要な概念語となっている。
例文
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・Kannst du das bitte aufheben?
それを取っておいてくれる?
・Ich habe die alten Briefe aufgehoben.
古い手紙を取っておいた。
・In der Philosophie Hegels bedeutet „aufheben“, etwas auf einer höheren Ebene zu bewahren.
ヘーゲル哲学において「アウフヘーベン」とは、あるものをより高い段階で保存することを意味する。
語源
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auf「上に」heben「持ち上げる」から成る。
もともとは「拾い上げる」「持ち上げる」の意だが、そこから転じて「取っておく」「保持する」という意味に発展した。